朝食べず、途中はさておき、夜は無制限の食事を!
前回はそんな規格外のダイエット法についてお話しましたが、今日からその理由を一つずつ紐解いていきます。
まず、朝食の事に触れます。
人間の身体は約60兆個の細胞で出来ているといわれますが、この60兆個の細胞は起床と同時に起き上がるのか?
といいますと‥運動生理学的には、起きて3時間ほど掛かるといわれています。
ですから、スポーツの試合でその試合が朝早いときは、最低でも3時間前に起きるように指導されるわけです。
※私が監督なら、4時間前に起こします
消化にエネルギーを取られてはいけないので、選手を起こしたらまず散歩をさせ、身体の細胞を起き上がらせ、その後消化のいいものを補給させ、30分ほど置いて身体を軽く動かし始め、身体がしっかり起き上がったところで80%くらいでアップ(体をほぐす)をさせるでしょう。
このことと日本人の食生活を比べますと‥
◆起きてぼんやり座っている
◆朝ごはんはしっかり食べなさいといわれ
◆ 寝ぼけ眼で朝ごはんを食べる
◆どたばた準備をして出かける
この間、30分前後。
これが学生やサラリーマンを含む日本の日常です。
そこで空調の効いたバスや電車に乗ると‥
起き上がっていない身体に朝食を放り込んだので、その消化に殆どのエネルギーを取られ、電車やバスの中で座ったまま揺ら揺らしながら眠っている人をご覧になったことがあるはずです。
もちろん中には単なる寝不足の人もいるでしょうが‥。
起き抜けにごはんをかき込んだ人ほど眠くなるのです。
戦後イギリスのお爺さんに長寿の秘訣を聞いたところ、「日に3度食べること。」そう答えられたそうです。
それに習い、日本も3食になっていったといわれていますが…
そのお爺さんがいう3食うち、朝は紅茶とビスケット1枚程度。
なのに日本では、旅館の朝食のようなものが理想の朝食のように伝わってしまいました。
運動量が見合っていた頃はそれで良かったかもしれませんが…
これだけ動かなくなった時代には、まったく適合しなくなってしまったのです。
また欧米の食文化が入り込んでくる中で、朝っぱらから食パン2枚にバター&ジャムといったご家庭もあります…
熱量と成分を考えれば、運動量の少ない人にとっては自殺行為のようなものです。
心筋梗塞・脳梗塞・糖尿病、これらの生活習慣病リスクが高まるでしょう…
動いて身体を起こし上げて、そこで朝食。
その後も身体を動かすと最善なのですが…
なかなか現代の生活ではそうも行きません。
昨夜の食事が未消化状態、睡眠不足、体は起き上がっていない、無理やり朝食を摂る。
その後は車、電車、バス、エレベーター、エスタレーター、そしてデスクワーク。
これでは朝の食事が消化できるはずもありません。
なのに、また次の食事(昼食)がやってきます。
そこまでの時間、わずか4時間ほどです。
この状態で昼食後に眠くなるなと言われても無理な話です。
ここでしっかりお分かり頂きたいのは、これでは眠くなるということではなく、エネルギーが確実に残存しているのに更に燃料(食事)を補給し、補給した後も燃やす動作が加わらない。
これが現代におけるブルーカラー族の生活であることをご理解いただきたのです。
それでもお医者さんは、個別に対応することなく、ただ日に3度しっかり食べなさいと言います…
これだけ肥満児が多いのに?
これだけ小児糖尿病も多いのに?
これだけ心筋梗塞・脳梗塞が多いのに?
これだけ奇病・難病が増えているのに?
と思ったりもしてしまいます。
小学校や中学校の運動会を見に行っても、肥満のお子さんが目立ちます。
全体の40%前後が標準体重よりも重いのではないでしょうか。
私は小学校のとき、田舎の100人ほどの同級生の中に肥満児と言われる子供はたった2人でした。
電車・バス・車での送り迎え
エレベーター・エスカレーター
外食文化の普及
これらの生活変容からして、現代の肥満増加は十分理解できます。
運動量が減り、摂取カロリーは増えたのですから‥
ということで、これまでの常識を半分無視して‥朝の訓練法のおさらいです。
・早起きもしない
・でも朝食は絶対食べたい
・朝食の前後の運動量は少ない
この条件が揃っている方は、起き抜けの水と更に具無しの味噌汁など、出来るだけ水分中心に朝を済まされるといいでしょう。
※イギリスのおじいさんの話のイメージで‥
ただし、この朝の指導内容について頭の中でこう理解する必要があります。
これはお父さん脳(理性:道理)の指示に従っていると。
つまり、お母さん脳(情動・欲求)としては疲れる状態です。
ですから、お母さん脳を放置することは出来ません。
さて今日はここでにして、次にお昼と間食について更にお母さん脳を癒す方法について解説します。
