The President’s Thoughts

代表の思い

ここでは、この産業がどのように今に至ったか、法律が存在しない場所で何が行われてきたのか、
その結果、産業にどのような遺伝子が組み込まれ、今も悪い血液として流れ続けているのか、
昔話(実話)を通じ、未来に向けて何か感じていただけたらと思っています。

#化粧品

2025.12.26

なぜこんなに高い?化粧品原価と価格に差が出る本当の理由

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今日は禁断の化粧品原価について触れてみます。

 

そもそも業界に入り化粧品を売り始めたとき、その余りの高さに驚きました。

エステサロンユースというこじ付けか否か、店頭商品と比べると極めて高いと感じていました。

 

20年ほど前は美容液が3万円前後。、それが当たり前のような時代もありました。

化粧水も、8,000円~12,000円とか。

 

客観的に高いと感じても、最初の頃は原材料の原価も分かりませんし、高価な材料だから高くなるのだと思っていました。

そして、さぞ効果が出るのだろうとも思っていました。

 

しかし分かれば分かるほど、効果も価格ほどには差が出ず、次第にそのボッタクリ価格に呆れるようになり、以前ご案内した自家製化粧水の作り方などに興味を持ち始めたわけです。

 

初めに化粧水に頭がいった理由は、ある工場の技術者に原料比率を聞いたことがキッカケでした。

 

水95~97%、美容成分3~5%。

え~~~~っ!それだけですか??逆さまじゃないのですか??

それがそのときの率直な感想です。

 

それもそのはず…美容成分を多く使えば使うほど、化粧水では無くなりますよね!

 

水に近くていいわけですし、例えばヒアルロン酸など、1ccで600ccもの水分を蒸発させない力があるというのですから、ほんの少し配合すれば相応にしっとりしてくれるのです。

 

そこで、今度は使用されている美容成分の原価が気になるようになり、根掘り葉掘り聞き出してみると…「余程特殊な原料を使用しない限り、美容成分の原価が何千円になることはまず無い!」そう言われました。

そんな原価だったら、末端価格は跳ね上がり商売にならないと…。

 

ちなみに大手の場合も、売値に対して13%~17%くらいの原価で商品を作ると言われていました。

もちろん、容器や箱や能書、パンフも含まれます。

 

ということは、最終売価にもよりますが、価格の安いものなら、明らかに化粧品の中身より、周りの箱・容器の方が高いということになります。

 

無論、それも買う側の夢の一つではありますが、〇○○さんが売っている7万円程のクリーム…さぞ儲かるだろうと思います…。

 

しかしそれを買われた方が、そのクリームを使っているのかいないのか、傍目に全く分からないところが面白いところです。

 

ブランドと容器と香り、これらから高揚感が得られる点は否めませんが、結果的に5千円のクリームも7万円のクリームも大きな差は無い!ということになりませんか?

ちょっと意地悪な考え方かもしれませんが、素朴にそう思いました。

 

中には、皮膚再生因子(EGF)などのように1g/数千万の化け物原料もありますが…

 

それとて、0.000gといった具合にホンの少量で済むため、言われるほど原価には跳ね返らないのです。

 

その後、自分でも化粧品を設計し、化粧品工場と直接取引きし作ってみましたが、そこでわかったことは…

化粧品は中身より容器と箱と販促費用の方がはるかに高い!という結論でした。

もちろん全ての商売がそうかもしれませんが….。

 

化粧品の場合、平均的な原料で商品を作っても(ボチボチいい物)、中身だけなら(製造ロッドによりますが…)、クレンジング~ゲルクリームまでほんの数百円で出来るのではないでしょうか。

中には中身原価100円以内のというものもあると思います。

 

当然、質を落とせば安く出来るのです。

(泡だけ立って汚れが取れない洗顔料など)

 

化粧品販売会社が1万社前後あると言われる所以、少しお解りいただけたでしょうか?

 

500円で作ったものを1万円で売れば、1個/9,500円の利益。

しかし、全部売れ残ることも有り得る訳ですから、仕方が無いといえば仕方ないのかも知れません。

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