さて今回は、酵素とコンビで働く「補酵素及び補因子」についてお話しします。
補酵素とはビタミンを指し、補因子とはミネラルを指します。
分かり易く言うと、これらは呼んで字の如く酵素の働きを補う物質のことで、手品師(酵素)の隣にいる助手のようなものです
- 脂肪の分解や燃焼を手伝う補酵素、補因子
- ホルモンの産生を手伝う補酵素、補因子
- たんぱく質の合成を手伝う補酵素、補因子
上げればきりがありませんが、これら補酵素・補因子は、本来普通に食事をしていれば摂取できるものであったはずでした。
しかし、昨今どうもサプリメントなどで補わないと不足しがちになるようです。
アメリカでは、症状に合わせサプリメントを処方してくれるプロがいます。
日本でも一部そのような動きが始まっていますが、依然サプリメント自体への偏見を持つ医師も多く、現時点では望ましい形になっていません。
その背景には、「商品自体が怪しい」そんな評価があるからかも知れません。
大変困ったものです。
そこで、微量栄養素(補酵素と補因子)の上手な摂取方法について、少し勉強しなければならないと思います。
ビタミンなどの吸収率60~90%に比べて、ミネラルの吸収率は10%ほどしかないものもあり、一般的に非常に吸収率が低いのです。
このため、食品中にミネラルが「これだけある」といわれても、それを吸収できるという保証はどこにもないのです。
これはサプリメントについても同じです。
そこでミネラルサプリメントの場合、吸収率を良くするキーレート処理をしてあります。
キーレートとは、アミノ酸などでミネラルをはさみ、吸収率を良くした処理のことをいいます。
キーレート(chelat)とは、元々ギリシャ語でカニのはさみという意味だそうです。
このキーレート物質と結合したミネラルは、細胞膜をすんなりと通って細胞内に吸収されます。
細胞内では結合が外れてキーレート物質だけが外へ出ていきます。
つまり、キーレートすることで吸収率が数倍良くなるのです。
ミネラルサプリメントはキーレートされているかどうかは重要です。
そしてミネラルが豊富なことはいいことですが、キーレートも大変重要です。
ミネラルのキーレートは、ミネラルの低い吸収率を改善するためのもの。
それに比べビタミンは吸収率が高く、ミネラルのようにキーレート処理をする必要はほぼありません。
でも、「キーレートビタミン」って聞いたことありませんか?
これは体内の有害金属などをつかまえて体外に排泄してくれる、そんな働きをするビタミンのことをいうのだそうです。
ですから、ビタミンに対して何か処理をしたのではなく、カニのはさみのように有害金属をはさんで
外へ出してしまうという意味で、キーレートという言葉が使われているようです。
キーレートビタミンの代表格はビタミンCです。
ビタミンCは本当に働き者です。
健康だと思っている人も、ビタミンCだけは十分に摂っておくべきだと思います。
