今回は、クラミジア感染症についてです。
クラミジア感染症は性交渉によって感染し発症します。
また、オーラルセックスによるクラミジア感染も増えているため注意が必要です。
- 男性器から女性の咽頭に感染
- 女性の咽頭から男性器に感染
※咽頭炎などをおこし、 慢性の扁桃腺炎になる場合もあります。
潜伏期間は3日〜7日間。
症状が少なく軽いため、 感染を問題視しない医師さえいる程ですが、 深刻な問題をおこす場合もあります。
感染症例の5人中1人しか症状が出ず、症状が出るとしても、ほんのわずかな帯下(おりもの)であったり、不正子宮出血や下腹部痛が出る程度で、 医師でも見落とすような感染症であり、本人も自覚出来ないことがほとんどです。
放置している間に関係した男性パートナーへの感染源となるのは当然ですが、 本人の気付かないうちに感染が子宮頸管内を通過して卵管に入り、 さらに骨盤内にも大きく広がって骨盤内感染症をおこすこともあるので注意が必要です。
このため卵管がつまって 卵の通りが悪くなり、 多くの人が数年のうちに、 大変治り難い卵管の通過障害による不妊症となってしまいます。
そのほか感染がさらに腹腔を上行して肝臓の周囲に炎症を起こし、 右上部脇腹の強い痛みに、救急病院へと駆け込む女性も時折みられます。
クラミジア感染症により、妊娠しても子宮外妊娠となるケースもあります。
さらに恐ろしいことに、 流産・早産を起こす場合もあり、切迫流産から低体重児が生まれることが多いこともあり問題視されています。
仮に無事に出産できたとしても、 母子感染によって新生児が眼瞼結膜炎や中耳炎になったり、重篤な新生児肺炎になり、空咳が続いてミルクを飲まず、元気がないまま息を引き取る場合もあります。
このように母から子供へ影響を及ぼす大きな問題に発展することにもなりますし、母親本人が、出産後に産褥熱で悩まされることも決して少なくありません。
ともすると、軽視されがちなクラミジア感染は、 あまり目立たない病気でありながら 女性の健康を損なう大変重大な感染と言っても言い過ぎではありません。
