日本中で毎日どれくらいの化粧品が売れているのか見当もつきませんが、小さな会社も含めると約1万件の基礎化粧品メーカー(販売者)があると言われます。
安い商品から〇生〇のウン万円のクリームまで、値段や内容もバラバラですが、これだけの数のメーカーが生きていける訳ですから、その需要に驚かされます。
しかし、この世界で化粧品を販売してきた者として、非常に素朴な疑問もあるわけです。
素朴な疑問というより【真理】かもしれません。
それを言ってしまえば元も子もなくなってしまうような気もしますが、前回、自家製化粧水の作り方もお教えしたことですし、いっそのこと素朴な疑問もお話してみようと思います。
この疑問はこの2つの事実から生まれました。
「お風呂上りの乾燥状態について、基礎化粧品を使用する前より、使い始めてからの方がお肌が乾燥しなくなりましたか?」
そうお尋ねすると、ほとんどの方が、「使用前より乾燥する!」と答えられます。
また、地肌がきれいな人に、「基礎化粧品(アイテム)をたくさん使用していますか?」そうお尋ねすると、「化粧水程度です。どうしても乾燥するときに乳液などを少し使用しています!」と答えられます。
キレイでい続けるために購入している化粧品…。
「だけど、使用する前より乾燥するようになった!」
「多くのアイテムを塗っていない人の地肌がきれい!」
え~~っ!!そんな~~って声が聞こえてきそうですが‥何をどのように使用したかによって異なるものの、大半の人に当てはまることなのです。
それはなぜかといいますと、与えれば与えるほど自ら持つ機能が衰退するからです!
そんな結論が待ち受けているのです。
基礎化粧品が自己回復力を高め恒常性維持に役立つのなら、使用している基礎化粧品は時間と共にアイテム数が少なくなるはずです。
配合されている油分量も少ないものを選ぶようになり、塗る量もどんどん少なくなっていくはずです。
ところが使うほどに‥
乾燥が酷くなり、アイテムが増え、使用する量も増える。
それが【基礎化粧品の裏の顔】でもあります。
大きな声では言えませんが、だから、売れるのです!
乾燥が改善されれば売れなくなります。
乾燥がひどくなれば、もっと売れるようになります。
ではいったい、なぜ乾燥状態が改善されず酷くなるのか?
その答えは、お肌を過保護にしたからではないでしょうか。
皮脂が不足しがちな人が皮脂の代わりをする化粧品を使用すると、脳は錯覚をおこすかもしれません。
皮脂は足りているのだと‥。
すると、自分の皮脂をさらに作らなくなるかもしれません。
乾燥して辛い状態は重々理解できますが、外から与えすぎるとその時点で恒常性の維持機能に影響する。
甘やかした分だけ、自分では皮脂を作らなくなり、油を塗れば塗るほど依存度が高まる。
そんな結論になるのではないでしょうか。
・化粧品は一度使い始めると止められなくなる
・アイテムや使用料を増やすほど乾燥が酷くなる場合がある
・ゆえに化粧品販売者が次から次に増える
大げさに言えばこういう結論になりますが、かなり核心をついていることだけは確かです。
