今回は子宮脱 (しきゅうだつ)の症状についてです。
「子宮脱」とは、子宮を支える骨盤内の筋肉や靭帯が緩むことから起きる症状のこと。
膣外に脱出していない場合と、膣外に脱出している場合でも症状に違いがあります。
なお、膣内にとどまっている場合は、「子宮下垂」と呼びます。
膣外に脱出していない場合は、膣内の圧迫感・充満感、下腹部が引きつったようになる、 疼痛、腰痛、腹圧性尿失 禁などが主な症状です。
膣外に脱出している場合は、股間の腫瘤感、脱出感、排尿障害、排便障害、 出血、帯下(おりもの)などの症状が挙げられます。
40歳代後半から60歳代に多く見られ、 出産回数の多い女性や、長時間にわたる立 ち仕事、下腹部に力の入る仕事に携わっている女性がなりやすい病気です。
膀胱脱(膀胱が膣からでること)、 直腸脱 (直腸が膣からでること)、 小腸脱(腸が膣 の中に下がってくること)も、子宮脱と一緒に起こることがしばしばあります。
初期なら体操で対処できることもありますが、 重症の方では手術になることもあります。
また、妊娠時に不快症状が増す場合がありますが、 子宮脱があるからといって、出産に問題はありません。
