今回は、子宮筋腫 (しきゅうきんしゅ)についてのお話です。
子宮の筋肉に発生する腫瘍 (かたまり) が「子宮筋腫」であり、 良性の腫瘍をさします。
癌のような悪性腫瘍と違い、 生命をおびやかすことはありません。
また、子宮筋腫が癌になりやすいということもなく、できる場所や大きさによって、引 き起こされる痛みや月経血の量、 妊娠・出産への影響の出方に違いがあります。
【子宮筋腫の症状】
・月経異常(過多月経、 月経困難、 遷延性月経)
・不正子宮出血
・下腹部痛、膨隆感、 便秘 (筋腫の肥大による周辺臓器圧迫に起因)
・不妊 (筋腫による子宮内腔や卵管圧迫に起因)
この他、無症状に経過し偶然に発見されることもあります。
このような症状の無い人まで含めると、成人女性の3人から4人に1人が持っていると言われる、極めてよくある腫瘍です。
だから、筋腫が見つかったからといって、直ちに「自分は病気だ」 「すぐに手術しなくてはならない」と決めつける必要もありません。
特に症状がなく、 他の臓器を圧迫したり、 不妊の原因になっていたりするのでなければ、しばらく放っておいても大事には至りません。
子宮筋腫の原因には女性ホルモンが影響していると考えられており、中でもエストロゲンの影響が大きいと言われています。
初経が早くなるにつれ、エストロゲンの影響を受ける期間が長くなります。
そのため子宮筋腫が多くなるのです。
また、同じ女性ホルモンのプロゲステロンが子宮筋腫の増殖に関与していることもわかっています。
