今回は、卵巣過剰刺激症候群(らんそうかじょうしげきしょうこうぐん)についてです。
【卵巣過剰刺激症候群とは】
不妊治療のために投与される排卵誘発剤による卵巣刺激の結果として起こる、 排 卵後に卵巣が腫大し、 腹腔に水が溜まるなどの副作用のことです。
多嚢胞性卵巣症候群の方は卵巣過剰刺激症候群になりやすいようで、卵巣過剰刺激症候群を避けるために排卵のきっかけを作るHCG注射を行わず、排卵誘発を中止することも考えられます。
クロミッドという内服薬でも起こりえますが、 頻度は1%以下と考えられ、ほとんどは性腺刺激ホルモンという注射(基本的には連日注射) によって起こります。
妊娠が成立した場合、 赤ちゃんが卵巣を刺激するHCGをつくるため、更に症状は悪化してしまいます。
【卵巣過剰刺激症候群の症状】
腹満感、腹痛、お腹がふくれてくる(スカートがきつくなる)、 急激な体重増加、 尿が 出にくくなる、息苦しさなどで、 重篤な場合には呼吸困難、 肺水腫、 血栓症 、 脳梗 塞、卵巣破裂、卵巣茎捻転などが起こる場合があります。
重篤な卵巣過剰刺激症候群の場合には早急な治療が必要です。
